どこまできれいに?「布団」洗濯工場に密着
5年間使った羽毛布団のすすぎ水にはかなりの汚れ――汚れの原因は汗や皮脂、ホコリやダニだという。布団を洗濯できる工場を取材した。
専門家「掛け布団は5年を目安に点検して、買い替え・洗濯していただいたがほうがよいと思います」(睡眠環境・寝具指導士 吉兼令晴さん)
布団の洗濯はどのようにするのか。1日に約1000枚の掛け布団を洗濯できる工場を取材した。まず目立つ汚れを手洗いし、形崩れしそうな布団は平面型の洗濯機へ、ほかは大型ドラムの洗濯機で丸洗いし、皮脂やダニなどの汚れを落とす。
最終的なすすぎ水の透明度を検査し、不純物が残っていないか人の目で確認する。そして大型乾燥機で約1時間半、高温で長時間乾燥させることで、高い殺菌効果が得られるという。
ダニアレルゲン(ダニ・死がい・フン)を専用キットで測定すると、洗濯前は、ダニが多く検出されたことを示す「赤いライン」がはっきりしていたが、洗濯後はラインが薄くなり、布団が清潔になったことがわかる。
押し入れにしまっていた布団も、プロの洗濯でダニやカビを洗い流し、ふっくらとなり保温性も回復した。
【the SOCIAL todayより】