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全自動農業用ドローン事業化へ AI使用

2017年10月10日 22:08
全自動農業用ドローン事業化へ AI使用

 AI(=人工知能)を使って、全自動で稲の生育状況を調べ、瞬時に肥料や農薬などをまくドローンが開発され、産業革新機構などが事業化に向け出資すると発表した。

 出資するのは産業革新機構のほか住友商事や全農などで、ドローンを開発した会社と共に会見を開いた。

 開発されたドローンは、稲の上空30センチを飛行しながら人工知能が一株ごとに生育状況を診断し、分析を踏まえて瞬時に肥料や農薬をまくという。

 ドローンは一度に最大1ヘクタールのたんぼをセンチメートルの精度で全自動で飛行できるということで、収穫量の増加や作業の省力化が期待できるとしている。

 農業用ドローンをめぐっては各社が開発にしのぎを削っており、競争が激しくなっている。