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代表“答え”に枝野氏は…野党再編の行方は

2017年10月1日 19:02
代表“答え”に枝野氏は…野党再編の行方は

 希望の党への合流をめぐって、民進党の混乱が拡大している。

 新党結成に向けて動くかどうか「前原代表の答えを待ちたい」としていた枝野代表代行が1日午後、前原代表と会談した。

 民進党・枝野代表代行「(前原代表から)状況をお聞きしたところですので、その評価とか受けとめについて申し上げない方がいいと思います。選択肢というのは、いろいろなものがあり得るというのは一貫して変わっていません」

 会談後、枝野氏は「選択肢はいろいろある」と述べ、新党結成に含みを持たせた。新党構想はリベラル系の前議員が参議院議員と共に進めている。

 前議員らは前原代表にまず民進党公認候補として出馬を認めるよう求め、認められない場合は、離党して新党を立ち上げることを検討している。

 こうした中、希望の党は2日か3日に、民進党の前議員も含め第一次公認を発表する方向。民進党内には「前議員の半分が公認されない」との見方も出て、疑心暗鬼が広がっている。

 また、執行部は、現段階では民進党からの出馬は認めない方針で、党の分裂は避けられない情勢になってきている。ある参議院議員は「北海道の前議員は枝野新党でいく。東京・大阪も動く」と話している。

■一方の小池代表の動きは

 小池代表は1日午後、民進党内に反発の声があがっていることについて、「政策の一致が前提と当初から言っている」と述べた。

 希望の党・小池代表「政策によるということを申し上げたわけで、言葉の問題ではないかと思います」

 小池代表は、立候補予定者の選挙ポスター用に写真撮影などを行ったが、希望の党の具体的な姿はまだまだ見えてこない。