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公明・山口氏「何の責任感も一貫性もない」

2017年9月30日 17:40
公明・山口氏「何の責任感も一貫性もない」

 自民党の安倍総裁は30日、全国幹事長会議に出席し、希望の党をめぐる新党の動きを批判した。

 安倍総裁「(これまで過去2回)それぞれブームがおこって、私たちは政権を失った。しかし、そこから生まれたものはまさに混乱と経済の低迷でありました。しっかりと政策を訴えて、勝ち抜いていこうではありませんか」

 また、自民党は30日の会議で衆議院選挙に向けた党の公約の骨子を示した。公約は「アベノミクスの完遂」や「人づくり革命」など6つの項目が柱で、憲法を改正し自衛隊を明記することなど、これまで自民党内で議論を進めてきた4つの項目については「国民の幅広い理解を得ながら国会に提案し発議を行いたい」としている。

 一方、公明党の山口代表は30日、「民進党で政権を争う、自分たちが中心になって他の党をまとめる、そういうことが自分でできないで、どうして希望の党に移ってできるようになるんですか。できるはずがないではないか」と述べた。

 そして、希望の党へ合流する動きは「政党として何の責任感も一貫性も、政権を担うという気迫もない」と厳しく批判した。

 また共産党は、希望の党は「自民党の補完勢力に過ぎない」と批判していて対抗馬を立てて戦う方針。

 なお30日に「日本のこころ」の代表に就任した中野氏は、希望の党とは連携しない考えを明らかにした。