国連総会にあわせアメリカ・ニューヨークを訪れていた北朝鮮の李容浩外相は２５日、声明を発表し、アメリカが北朝鮮近くの国際空域に飛ばした戦略爆撃機を「撃墜する権利がある」と警告した。

　北朝鮮・李容浩外相「アメリカが宣戦布告をした以上、今後は米国の戦略爆撃機がたとえ我々の領空を越えなくとも、任意の時刻に撃ち落とす権利を含め、すべての自衛のための権利を保有することになるだろう」

　李外相は、トランプ大統領が２３日に「北朝鮮はそう長くは続かないだろう」と述べたことについて「アメリカが先に宣戦布告をした」と指摘した。

　その上で、アメリカが２３日に北朝鮮の東の国際空域に飛行させたＢ１戦略爆撃機について「撃墜を含め自衛する権利がある」と警告した。

　李外相はさらに、一度車に乗り込んだ後に戻ってきて、「あらゆる選択肢が机上にある」と強調している。