嘉手納で米軍がパラシュート訓練 地元反発
沖縄のアメリカ軍は21日、嘉手納基地で今年3回目となるパラシュート降下訓練を実施した。日米合意に反するなどとして県や周辺自治体は反発している。
アメリカ軍嘉手納基地では、21日午前7時半ごろから、2回にわたり、計16人の兵士が上空の特殊作戦機から飛び降り、パラシュートで滑走路周辺に降りる姿が確認された。パラシュート降下訓練をめぐっては、たびたび基地の外に落下し、事故が起きたことなどを受け、基本的には伊江島の補助飛行場で行うことで21年前に日米政府が合意している。
しかし、アメリカ軍は今年に入り、4月と5月に嘉手納基地でパラシュート訓練を実施。今回も、県や周辺自治体が中止を求める中、強行する結果となり、地元は反発を強めている。