米衝突 トランプ大統領「双方に責任ある」
アメリカのトランプ大統領は15日、バージニア州での白人至上主義者と抗議した人たちの衝突をめぐり、「双方に責任がある」と発言した。両者を同等に扱う発言だとして批判が広がっている。
トランプ大統領はニューヨークのトランプタワーで行った記者会見で、白人至上主義者は「非難されるべきだ」とする一方で、会見時間の多くを抗議した人たちへの批判に割き、「非常に暴力的だった」として双方に責任があると主張した。
トランプ大統領「白人至上主義者なども悪かったし、抗議した人々も非常に暴力的だった。どちらの側にも責任があると思う」
この発言についてCNNテレビは、白人至上主義者と抗議した人たちを同等に扱ったと批判し、ワシントンポスト紙は「白人至上主義者に同情的だ」と指摘している。
また、トランプタワー前でも批判の声が上がった。
デモ参加者「アメリカを混乱させる発言です。とてもひどいメッセージだと思います」
共和党、民主党ともに発言を非難する声が上がっていて、政権にまたダメージを与えそうだ。