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大統領が白人至上主義者を直接非難せず波紋

2017年8月14日 12:34

 アメリカ・バージニア州で白人至上主義者とそれに抗議する人々が衝突した事件を受けて、トランプ大統領が白人至上主義者を名指しで非難しなかったことをめぐり波紋が広がっている。

 バージニア州で12日に起きた衝突では白人至上主義者に抗議する人々に車が突っ込んで女性1人が死亡し、車を運転していた20歳の男が殺人などの疑いで逮捕されている。

 トランプ大統領「さまざまな立場の人の憎悪と偏見、暴力を強く非難する」

 事件後、トランプ大統領は「さまざまな立場の人」と述べるにとどまり、白人至上主義者を直接非難することを避けたため、身内の共和党議員からも「不十分だ」と批判が出ている。

 これを受けて、ホワイトハウスは13日、「非難した対象には、もちろん白人至上主義者など全ての過激主義団体が含まれる」と声明を発表するなど釈明に追われている。