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「仕事人内閣」の失言 野党側は追及強める

2017年8月9日 17:50
「仕事人内閣」の失言 野党側は追及強める

 「役所の原稿を朗読する」などと発言した江崎沖縄・北方担当相について、安倍首相は9日、「一層、緊張感を持って職務にあたってほしい」と述べ辞任の必要はないとの考えを示した。

 安倍首相自ら「仕事人内閣」と名付けた閣僚から早々に出た失言に野党側も追及を強めている。

 安倍首相「江崎大臣には今後一層緊張感を持って職務にあたってもらいたいと考えています」

 安倍首相はまた、「さっそく沖縄を訪問し、担当大臣として積極的に仕事にあたっていただいている」などと述べ続投させる考えを強調した。

 また、江崎沖縄・北方相は8日午前、オスプレイの墜落事故に関連して「日米地位協定」の見直しに言及したあと、午後には発言を事実上修正したが、9日は「言葉足らずだった」と釈明した。

 江崎沖北相「修正というよりはね、言葉足らずのところがあったのではなかろうかと」

 野党側はさっそく国会の場で説明するよう求めている。民進党は10日に開かれる閉会中審査に江崎沖縄・北方相の出席などを求めたが自民党はこれを拒否した。

 民進党・山井国対委員長「仕事人内閣と言いながら、国会にも出てこない。仕事をする気がないんじゃないですか」

 野党側は引き続き江崎沖縄・北方相を格好の標的とみて、次の臨時国会でも集中的に追及する方針で新しい内閣は発足早々、火種を抱えた格好。