台風9号直撃の台湾、10号も上陸
29日に台風9号が直撃した台湾に、別の台風10号が上陸した。2つの台風の影響で、一部の地域では大雨が降り、これまでに100人以上がケガをした。
台湾では、29日から30日にかけて台風9号が横断し、一部の地域では、雨量が600ミリを超えるなど、大雨が降った。
沿岸部では、道路が冠水するなどの被害が出ていて、1万2000人以上が避難している。
その後、30日夜には、別の台風10号が台湾南部に上陸した。
これまでのケガ人は、合わせて126人に上り、一時、60万世帯以上で停電したという。
台風10号は、31日未明には、台湾海峡に抜けるとみられているが、記録的大雨をもたらす恐れも出ていて、気象局は土砂崩れなどに警戒を呼びかけている。