×

習主席、大規模閲兵式で軍の掌握“誇示”

2017年7月30日 18:46

 中国は30日、来月1日の人民解放軍創設90周年を前に、大規模な閲兵式を行った。習近平国家主席は秋の党大会に向け、軍の掌握を内外に誇示する狙いがあるものとみられる。

 閲兵式は内モンゴル自治区にあるアジア最大の基地で行われた。習主席は軍服姿で演説し、参加した1万2000人の兵士に、共産党の絶対的な指導に従うよう呼びかけた。

 習主席「永遠に従い、党と共に歩み、党の指示によって戦うのだ」

 習主席はまた、人民解放軍を世界一流の軍隊にすると述べた。

 国営メディアによると、今回の閲兵式では最新型のICBM(=大陸間弾道ミサイル)や無人機など約4割が初公開の装備だとしている。

 習主席は、自ら推し進めてきた軍の近代化をアピールするとともに、軍を掌握していることを誇示して、秋の党大会に向け、権力基盤が盤石であることを内外に示す狙いがあるとみられる。