ビットコイン不正資金洗浄で男を起訴
アメリカの連邦地検は26日、インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を不正に使い日本円で4400億円以上を資金洗浄したとしてロシア人の男を起訴した。男は東京のビットコイン取引会社「マウントゴックス」へのハッキングに関与した疑いがあることも明らかになった。
起訴されたのはブルガリアにある世界最大級のビットコイン取引所を運営するロシア人のアレクサンダー・ビニック被告(37)。
カリフォルニア連邦地検の26日の発表によると、ビニック被告は運営する取引所で詐欺や麻薬密売の組織が得た不法利益をビットコインで受け付けて現金に換金する手口で資金洗浄した罪に問われている。資金洗浄の総額は日本円で4400億円以上にのぼるという。
また連邦地検はビニック被告が大量のビットコインが消えて3年前に破綻した東京の取引会社「マウントゴックス」へのハッキングに関与し、不正に利益を得た疑いがあることを明らかにした。