加計学園の問題をめぐる予算委員会の集中審議。共産党の小池書記局長は、安倍首相が加計学園による獣医学部新設の申請を知ったのは「今年１月２０日」と答弁したことは虚偽ではないかと追及した。

　小池書記局長は、安倍首相がかつて愛媛・今治市が国家戦略特区の提案をした、２年前に知った、という趣旨の答弁をしていると追及した。

　小池書記局長「（今治市が提案をした）今から２年前の６月には知っていたってことじゃないですか。今年１月２０日まで知らなかったというのは明らかな虚偽答弁じゃないですか」

　安倍首相「当時は急なご質問でございまして、この整理が不十分なままにお答えした部分がありまして申請を今治市とともに決定する（１月２０日の）段階で私は諮問会議の議長として加計学園の計画について了承した（＝知った）ということであります」

　小池書記局長「総理はこれだけ加計孝太郎さんと頻繁に会っているのに（加計氏は農水相など）関係大臣には獣医学部の新設を伝えておきながら安倍首相だけには伝えなかったと言うんですか。これをにわかに信じろと言われて国民は信じられますか？」

　安倍首相「お互いにずっと学生時代からの友人でありますから、お互いに立場が変わっていくことはありましたが、しかしその地位を利用して彼は何かを成し何かを成し遂げようとしたことはなかったわけでございまして」

　また、安倍首相は加計理事長に対し、「各大臣に会うように言ったことは全くない」と強調した。