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ヒアリ横浜港で発見 国内初地面で繁殖確認

2017年7月15日 1:59
ヒアリ横浜港で発見 国内初地面で繁殖確認

 強い毒を持つ「ヒアリ」が14日、神奈川県の横浜港・本牧ふ頭で新たに見つかった。地面から幼虫やさなぎが見つかっていて、国内で初めて地面での繁殖が確認されたことになる。

 環境省が14日、東京の青海埠頭と横浜港を調査したところ、横浜港の本牧ふ頭からヒアリが確認された。コンテナ置き場の地面に敷き詰められたアスファルトの割れ目に巣を作っていて、成虫500匹以上の他、幼虫100匹以上、さなぎ100匹以上の、計700匹以上が見つかっている。

 ヒアリは直ちに殺虫剤で駆除したが、環境省では、巣の奥の地中に卵を産んだ女王アリを含め、まだヒアリが残っている可能性があるとみている。そのため、周囲に殺虫剤や罠を設置し、今後、発見場所の周囲2キロまで調査範囲を広げて、ヒアリが拡散していないか監視を続けるとしている。

 一方、東京の青海ふ頭ではヒアリは見つからなかった。