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出勤停止も?職場で“ノンアル飲料”に賛否

2017年7月14日 19:21
出勤停止も?職場で“ノンアル飲料”に賛否

 30代の女性が職場で休憩中にノンアルコール飲料を飲んで出勤停止処分を受けたという投稿がネットで大きな話題になっている。実際の職場ではどのように対応しているのか。

■街の人に聞いてみると―

【賛成派】

 「別にノンアルコールだから、いいんじゃないですかね(20代男性)」「ぱっと見、お酒飲んでると思われたら、仕事に対しての信頼とか関係しそうなので、休憩だったらいいと思います(20代女性)」

【反対派】

 「ノンアルまでの文化というか、解禁のイメージにはまだなっていない(60代男性)」「仕事をするのに気が抜けているような感じがするので、なし(40代男性)」

 男女50人に聞いたところ、職場でのノンアル「あり」は22人、「なし」は28人という結果だった。


■誤解を受けやすい職業はNG?

 実際に、職場でノンアルを認めている所もある。都内のある法律事務所ではランチタイムや仕事中にノンアルコールビールを楽しんでいる。この法律事務所では、部屋の中にずっといることが多いので、気分転換を兼ねて、ジュースやコーヒー感覚で飲めるよう認めているという。

 一方、都内のあるタクシー会社ではノンアルコール飲料を禁止している。ドライバーが車内でノンアルコールビールを飲んだ場合、ビールと間違われるケースもあるという。乗客に誤解を与えないようにという配慮もあり、禁止しているそうだ。


■アルコールなしでも「空酔い」に注意

 話題となっているノンアルコール飲料は、アルコール度数が1%未満のものを指すが、飲酒運転事故の懸念もあるとして、メーカーの開発が進み、現在はアルコール度数0.00%が主流となっている。

 ただ、専門医によると、ノンアルコールビールでも味はビールなので、脳がアルコールを飲んだことを思い出し、酔ったような「空酔い」という状態になり得るという。そういう影響も考えて飲むことが大切だろう。