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“共謀罪”法案 徹夜の攻防…可決・成立へ

2017年6月15日 6:16
“共謀罪”法案 徹夜の攻防…可決・成立へ

 共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案をめぐる与野党の攻防が最終局面を迎えている。

 法案をめぐり自民党は、委員会での採決を省略して参議院本会議で採決する方針で、15日朝のうちには可決、成立する見通し。

 15日午前6時現在、参議院本会議では組織犯罪処罰法改正案の審議が行われている。委員会での採決を省略する「中間報告」という異例の手続きを経ており、民進党など野党側は強く反発している。

 民進党・蓮舫代表「改めて参議院は、与党によって、良識の府をかなぐり捨て、いよいよ官邸の下請け機関となったことが明らかになりました」

 法案は現在、行われている質疑と討論ののち、採決される運びで、与党などの賛成多数で可決、成立する見通し。

 これに先立ち、野党側が組織犯罪処罰法改正案の採決を阻止するため提出した内閣不信任決議案は15日午前2時ごろ、衆議院の本会議で、与党などの反対多数で否決された。