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イスラム圏でラマダン開始 各国はテロ警戒

2017年5月27日 17:39

 中東諸国などイスラム圏で27日、断食月・ラマダンが始まった。ラマダン期間中は、過激派によるテロが相次ぐ傾向があり、各国は警戒を強めている。

 ラマダンは約4週間続き、イスラム教徒は原則として日の出から日没までの間、食べ物や飲み物を口にすることが禁じられる。

 ラマダン期間中はイスラム教徒の信仰心が高まることから、過激派によるテロが相次ぐ傾向がある。去年は、45人が死亡したトルコ・イスタンブールの国際空港でのテロ事件や、日本人7人が犠牲となったバングラデシュのレストラン襲撃事件などが起きている。

 各国は、ラマダン期間中のテロへの警戒を強めていて、日本の外務省も、旅行者や海外在留邦人らに対して注意を呼びかけている。