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同性婚の合法化へ法改正要請 台湾司法機関

2017年5月25日 2:10

 台湾の司法機関が、同性婚の合法化につながる判断を示した。今後、同性婚が合法化すれば、アジアで初めてという。

 台湾では4年前、男性2人が結婚届を提出したところ、行政が受理しなかったことから、その後、同性婚を制限した民法の解釈を改めるよう裁判所に訴えていた。

 これを受け、24日、憲法解釈を行う台湾の大法官会議は、「民法の規定は、憲法に保障された結婚の自由などの趣旨に違反する」との判断を示し、同性婚が可能になるよう2年以内に関係する法律を改正するよう求めた。

 台湾の地元メディアによると、実際に同性婚が合法化すれば、アジアで初めてだという。

 台湾では、蔡英文総統が去年行われた総統選挙の際に、同性婚への支持を表明する一方、反対するデモも起きるなど、議論が続いていた。