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宗像・沖ノ島と関連遺産群 今後の対応検討

2017年5月10日 13:26

 世界文化遺産への登録勧告が出された福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」に関して9日、松野文部科学相は、地元などと協議して今後の対応を検討する姿勢を示した。

 松野文科相「地元自治体や関係機関と協議して7月の世界遺産委員会に向けた対応を検討してまいります」

 福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、世界文化遺産への登録勧告では一部の資産が除外されたが、松野文科相は、福岡県や外務省などと今後、協議する姿勢を示した。全ての資産の一括登録か、一部資産を除外したまま登録を目指すかなどを検討するとみられる。

 この遺産群は8つの資産で構成されているが、ユネスコ、国連教育科学文化機関の諮問機関による勧告では、古墳群など4つの資産が対象から除外された。文科省は、最終審査が行われる7月に向けて協議するとしている。