宗像・沖ノ島と関連遺産群 世界遺産登録へ
世界文化遺産への登録を目指している福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、8つの構成資産のうち4つについて、世界遺産に登録される見通しになった。
福岡県にある「宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、イコモスが世界文化遺産に登録するようユネスコに勧告したことを文化庁が明らかにした。
この遺産群は8つの構成資産からなり、大陸との海上交流が盛んとなった4世紀から9世紀にかけ、航海の安全を祈る大規模な祭祀(さいし)が行われたことなどで知られている。
イコモスの勧告では、沖ノ島から離れた距離にある4つの資産は対象から除外された。
7月にポーランドで開かれるユネスコの世界遺産委員会で最終審査されるが、文化庁によると、イコモスが登録勧告した場合、そのまま認められる可能性が極めて高いという。