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豊洲移転延期の補償金9億円決定 さらに…

2017年4月24日 17:23
豊洲移転延期の補償金9億円決定 さらに…

 豊洲市場の移転延期で、市場業者が被った損失への補償金について東京都は第一次分として約9億円の支払いを決めた。今後、さらに補償額が膨れあがるのは確実。

 東京都によると、今回の補償対象は小池知事が豊洲市場への移転延期を発表した去年8月31日から先月までに発生した損失で、52件で約9億円の支払いが決定した。内訳は豊洲市場の大型冷蔵庫や店舗・事務所設備などの価値が下がった分のほか、築地市場の水槽や冷却装置、空調などの修繕費だという。

 しかし、ほかにも今回決定した件数の9倍近い約450件の相談が寄せられているということで、今後、補償額が膨らみ、都が今年度補正予算として組んでいる50億円を上回る可能性がある。