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「テロ対策なのか?」“共謀罪”法案を追及

2017年4月17日 15:53
「テロ対策なのか?」“共謀罪”法案を追及

 共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、民進党の山尾志桜里議員は本当にテロ対策のために必要なのか追及した。

 山尾議員は、処罰対象となる犯罪に保安林でキノコを採ることが含まれていることについて、これがなぜテロ対策にあたるのかただした。

 山尾議員「いま組織犯罪、テロ対策の資金源になるような犯罪を(処罰対象に)入れたとおっしゃってますけれども、保安林でキノコを採ることもこれテロ対策の資金源ですか」

 金田法相「それ(対象犯罪)を一つ一つ答えることにつきまして、やはりこの法案作成に携わった政府参考人の方もお呼びいただきたいと、その上でお答えをいたします。いいですか?その上で、森林窃盗の対象となる産物には、立木、竹、キノコ(など)相当の経済的利益を生じる場合もありますことから、組織的犯罪集団が、組織の維持・運営に必要な資金を得るために計画することが現実的に想定されるのであります」

 金田法相は森林窃盗が組織的犯罪集団の資金になることが想定されると答弁したが、山尾議員は「国民の良識とあまりにもかけ離れている。法案は本当にテロ対策なのか」と批判した。