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シリアとロシア、イランの3か国外相が会談

2017年4月15日 1:44

 ロシア、シリア、イランの3か国の外相が14日に会談し、アメリカによるシリアへのミサイル攻撃を改めて非難し、化学兵器の使用疑惑について国際機関の調査を求めることで一致した。

 シリアと、その後ろ盾となっているロシアとイラン、3か国の外相は14日、モスクワで会談した。会談後の共同会見で、ロシアのラブロフ外相はアメリカによる攻撃について、「国際法に違反している」と改めて非難し、さらなる攻撃を行わないようけん制した。

 また、3者は、シリアのアサド政権が化学兵器を使用した疑惑について、OPCW(=化学兵器禁止機関)の中立的な調査を求めることで一致。シリアのムアレム外相は、「なぜ、アメリカは調査もせずにわが国を侵略したのか」とアメリカを非難した。

 今回の会談には、アサド政権に対する国際社会の批判が高まる中、ロシアとイランが支援を継続する姿勢を示す狙いがあるとみられる。