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国内初“液体ミルク”製造販売に向け初会合

2017年3月31日 17:37
国内初“液体ミルク”製造販売に向け初会合

 国内で初めての赤ちゃん用「液体ミルク」の製造販売に向けて、厚生労働省は部会を開き、常温で一定期間保存でき、気温が30℃を超えないところでの保存を求めるなど、製品規格の枠組みを提示した。

 31日の食品部会は、食品衛生の研究者や乳業メーカー団体も出席し、液体ミルクの規格基準について話し合われた。厚労省側は、赤ちゃんへの栄養になり、災害用のためには、常温で一定期間備蓄でき、気温30℃を超えないところで保存するようにするなど製品規格の枠組みを提示した。

 一方、メーカー団体は、常温で6か月以上の賞味期限を想定した保存試験を行うとし、衛生面からも「赤ちゃんが1回で飲みきることができる量の製品を前提に考えてはどうか」などの意見が出された。厚労省は保存試験など、メーカー側からのデータを待ち、規格基準案を作成する方針。