築地市場の豊洲移転をめぐり、都議会自民党が２３日、築地市場を視察し、小池知事に対し「１日も早く移転すべき」と進言した。

　自民党は、ゲリラ豪雨で水があふれる排水設備や天井の雨漏り、はがれ落ちる柱や壁など老朽化の現状を視察した。中でも、壁に使用されている発がん性物質の「アスベスト」は現状では問題ないものの、いま以上の老朽化で建て替え・補修となれば、飛散の危険から市場を休止しなければならないという。

　都議会自民党・高木幹事長「１日も早く豊洲新市場に移転した方がいいだろうと、知事の決断をぜひお願いしたい。そのことを促していきたい」

　高木幹事長は「豊洲は専門家会議も安全だとしている」として、小池知事に対し、豊洲への移転を促していく意志を改めて示した。