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韓国・朴槿恵大統領の罷免を認める判断

2017年3月10日 11:27

 韓国の朴槿恵大統領の弾劾審判で、憲法裁判所は10日、大統領の罷免を認める判断を下した。

 ソウルの憲法裁判所では10日午前11時から決定文の読み上げが始まり、裁判官8人が弾劾に賛成し、韓国史上初めて、大統領の罷免が決まった。憲法裁判所は、朴大統領が崔順実被告の国政介入を許したことなどについて、罷免すべき重大な憲法違反や法律違反があったと判断したものとみられる。

 朴槿恵氏は即座に大統領職を失い、5月9日までに、次期大統領選挙が行われる。また一連の事件を捜査してきた特別検察官は、朴氏が崔被告と共謀して財閥企業から巨額の賄賂を受け取っていたと断定していて、今後、逮捕・起訴される可能性もある。