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特別検察官、朴大統領の収賄を認定 韓国

2017年2月28日 21:02

 韓国の朴槿恵大統領の友人による国政介入事件で、特別検察官は捜査最終日の28日、朴大統領の収賄を認定し、今後の捜査を検察に引き継ぐ方針を明らかにした。

 韓国の特別検察官は28日、朴大統領の友人の崔順実被告を収賄の罪などで追起訴し、朴大統領を崔被告と共謀関係にあった収賄側であると認定した。朴大統領の捜査は今後、検察に引き継がれるが、憲法裁判所は来月13日までに、朴大統領を罷免するかどうかの判断を示すとみられていて、罷免となった場合には朴大統領の刑事責任が追及される可能性が高くなっている。

 また特別検察官は、サムスングループの事実上のトップである李在鎔被告を崔被告らに巨額の賄賂を贈った罪などで起訴した。特別検察官は28日で規定の捜査期間を終え、来月6日にこれまでの捜査結果について発表する予定。