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独自:東芝社長「債務超過で信用低下でも」

2017年2月25日 17:34
独自:東芝社長「債務超過で信用低下でも」

 経営難にあえぐ東芝の綱川智社長が従業員らに発信したメッセージを、日本テレビが入手した。

 東芝は24日、半導体メモリー事業の分社化を取締役会で決定し、綱川社長が従業員らに伝えた。

 メモリー事業については1年以内をメドに過半数の株式売却を含め検討していることを伝えた上で、「なぜわれわれの事業が分社化されるのか」との不安もあると思うが、東芝が厳しい状況の中、「メモリー事業の成長を実現させるため」の決定だと理解を求めた。

 さらに、現時点では今年度末に債務超過になる見込みで、東証2部への指定替えの可能性があることも説明した。

 その上で、一時的に信用力が低下しても、東芝の技術を通して、社会に貢献する覚悟を示すことで、必ず信頼を取り戻せると強調した。