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東芝・米原発子会社の内部通報 詳細が判明

2017年2月15日 2:23
東芝・米原発子会社の内部通報 詳細が判明

 東芝が14日に異例の決算発表延期を行う原因となったアメリカの原発子会社の会計処理を巡る内部通報の詳細が、日本テレビの取材で明らかになった。

 東芝は14日、予定していた決算発表を急きょ1か月延期した。東芝はこれについて、アメリカの原発子会社で会計処理を巡って経営者が圧力をかけたという内部通報があり、調査が終わらなかったためと説明した。

 日本テレビの取材で、この内部通報では、東芝の志賀重範会長(当時)と東芝のアメリカの原発子会社・ウェスチングハウスのロデリック会長が名指しされていたことがわかった。去年12月にアメリカの原発事業で巨額の損失が生じたことがわかり、志賀会長は、アメリカに調査に行った。内部通報によると、この際、志賀会長とロデリック会長がウェスチングハウスの幹部に対し、東芝にとって有利な会計になるように圧力をかけたという。

 実際に圧力があったのか、圧力によって会計に変更があったのか、東芝は、調査には1か月程度かかるとみていて、決算への影響も懸念されている。