その場で食事ができるスペースを備えた冷凍食品の専門店が、新しくオープンした。

　流通大手イオンは２０日、東京・中目黒にフランスの冷凍食品専門店「ピカール」の新しい店舗をオープンした。この店では、約３００円～３０００円の冷凍食品を販売しているが、一番売れているのは、クロワッサン（１０個８４３円　税込み）だという。

　去年１１月に日本で初出店して以来、当初の想定の２倍以上の売り上げを達成しており、今年もさらなる出店を計画中。

　イオンサヴール・小野倫子社長「フルコース食べられるということが１つのコンセプトなので、すべてがこのお店の中で完結することを目指して品ぞろえしています」

　２０日にオープンした新しい店舗には、その場で食品を温めて食べられるイートインスペースも新設される予定。

　日本冷凍食品協会によるとここ数年、国民１人あたりの冷凍食品の消費量は年間２１キロ程度で推移しているが、最近はお弁当の付け合わせだけでなく、普段の食卓用の需要が増えているという。