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TPP 米国を辛抱強く待つべき~日商会頭

2017年1月20日 0:53

 日商の三村明夫会頭は、アメリカがTPPにしばらく批准しなくても、TPPは消滅しないとの考えを示し、辛抱強く待つべきとの考えを示した。

 トランプ次期大統領は、これまでに、TPP(=環太平洋経済連携協定)に反対し、就任したその日に離脱すると表明している。

 20日のトランプ氏の就任を前に、日本商工会議所のトップの三村明夫会頭は、「トランプ政権がしばらく批准しなくても、TPPについての考え方を変えるのを辛抱強く待てば良い」との考えを示した。

 三村会頭は、アメリカがTPPに批准しなくても「しばらく塩漬けになるだけで、従ってTPPは死なない。そこが大事なところ」と強調した。

 その上で、アメリカ以外の11か国が批准し、後はアメリカが批准すればすぐに発動されるという状況にしておくべきとの考えを示した。

 さらに、「自由貿易をうまく活用することこそ、国の発展にとって重要だという考え方を繰り返し表明する活動も必要」と述べた。