×

東京芸大の准教授“アカハラ”で停職1か月

2016年12月23日 4:04

 東京芸術大学は22日、50代の准教授が、特定の学生を他の学生の面前で度々激しく非難するなど、いわゆるアカデミック・ハラスメントを行ったとして、停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 東京芸術大学によると、問題の50代の准教授は、自分の研究室に所属する特定の学生に対し、他の学生の前で泣きながら研究内容を非難したり、研究室の飲み会を断ったプライベートな事情を厳しく問いただすなど、繰り返し学生に精神的苦痛を与えるハラスメント行為を行っていたという。

 准教授のこうした行為は、去年の春から数か月にわたっていて、学生は心身に不調をきたし、去年12月から休学しているという。

 大学側の調査に対し准教授が認めたことから、こうした行為がアカデミック・ハラスメントにあたるとして、停職1か月の懲戒処分を決めたもの。

 東京芸術大学は、「二度とこのような事態が起きないよう、さらに教職員への啓発活動を強化し、信頼回復に努めたい」としている。