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リオ閉会式の「引き継ぎ」見積額は12億円

2016年9月28日 0:18

 リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式で行われたフラッグ引き継ぎセレモニーにかかった日本側の費用について、組織委員会が、見積額が12億円だったことを公表した。

 リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式では、東京都の小池知事が次期開催都市としてリオ市長から旗を受け取り、安倍首相が日本のゲームのキャラクターに扮(ふん)して登場したり義足モデルがパフォーマンスしたりするなどして話題となった。

 東京の組織委員会は、この一連のセレモニーの企画・制作や運営などにかかった日本側の費用の見積額が12億円だったと公表した。その半額程度の約5億7000万円を、距離の遠い東京とリオの間のキャストやスタッフなど渡航費や機材の運搬費が占めているという。

 残りの半分は映像制作や舞台装置、衣装など演出本体にかかった企画・制作費で、オリンピックに約4億8000万円、パラリンピックに約1億5000万円の見込みだという。正式な金額の確定は、リオの組織委員会との調整を経て来年1月ごろになる予定で、その後に東京都と組織委員会の費用分担の調整が行われる予定。

 組織委員会は「セレモニーは世界各国で大きく報道され、2020年大会の盛り上げやPRにも役立ったと考えている」としている。