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63歳男性がクマ撃退 “ある方法”で…

2016年9月2日 19:50
63歳男性がクマ撃退 “ある方法”で…

 1日午後、群馬県長野原町の川で釣りにきていた63歳の男性が体長約2メートルのツキノワグマとみられるクマに襲われたが、男性はある方法でクマを撃退した。

 顔や足などをかまれるなどして、全治数週間のケガをしたという男性が、当時の様子を語った―


 釣りしてたらガサってして、前見たら(クマが)立っていた。(クマは)立ち上がっていた。お互いにこっちも立って見ていて、向こうも立って見ていた。目と目があった。

 かわいい顔してるなと思ったけど、ダ~と来た。これはやばいかなと思った。下手すると命ないなと思った。

 ダーッて来た瞬間にはもう体はよけていたけどね。その後は飛ばされて、ひっくり返った途端にかまれて。すごいけんまくだったから。パワーがすごくてさ。人間のパワーじゃ太刀打ちできない。


 実は、男性は空手の有段者。必死に抵抗したという―


 あの爪でグワーっとくるからこっちも必死だよ。死んじゃならないから。ただ体が自然に動いただけ。最終的に目を突いたから逃げてった。


 夢中で目つぶしを繰り出すとクマは逃げていったということで、男性は空手の経験が役にたったと話している。

 警察や猟友会は、クマを捕獲するための罠を設置するなどの対策をしているが、「クマを見たら逃げてほしい」と注意を呼びかけている。