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内閣改造 注目は稲田氏と丸川氏の起用

2016年8月3日 13:17
内閣改造 注目は稲田氏と丸川氏の起用

 安倍首相は3日、内閣改造を行う。今回の内閣改造のポイントについて、首相官邸前から矢岡亮一郎記者が伝える。

 注目は稲田氏の防衛相と丸川氏のオリンピック・パラリンピック担当相への起用だ。これは、東京都知事選挙で圧勝した小池百合子氏も意識した人事となっている。

 稲田氏は小池氏以来、2人目の女性防衛相となる。稲田氏は党内きっての保守系議員として、安倍首相に近いことで知られているが、改造人事の目玉にする狙いもうかがえる。

 一方、丸川氏は今後、東京オリンピック・パラリンピックに向け、政府側の代表として予算の見直しなどを掲げている小池新知事と向き合うことになる。丸川氏は東京選挙区選出で、小池知事と同じキャスター出身。発信力を期待されての起用となる。

 農水相には、山本元金融担当相が起用される。石破地方創生担当相が就任の要請を固辞したことから、あえて石破氏側近の山本氏を起用することで、党内融和を図る狙いとみられる。

 安倍首相は今回、8人の主要閣僚を留任させる一方で、自民党内のいわゆる入閣待望組8人の初入閣を決めた。党内の各派閥にも配慮して、政権の安定を最優先にした布陣と言える。