来月３日に行われる内閣改造と自民党の役員人事に絡んで、自転車事故のケガで入院中の谷垣幹事長が辞任の意向を示していることがわかった。安倍首相は、谷垣氏の処遇について、ケガの容体などを見極めた上で最終判断する方針。

　安倍首相周辺によると、谷垣氏は「総理に負担をかけるわけにはいかないと思っている」として、幹事長を辞任する意向を示しているという。

　ただ、政権の骨格を維持したい安倍首相は、谷垣氏の続投にこだわっており、当面、細田幹事長代行が職務を担う案も検討されている。

　一方で、早期回復のメドが立たなかったり、谷垣氏の辞意が固い場合には、幹事長の交代もやむを得ないという見方も広がっていて、後任の幹事長には細田代行の昇格や岸田外相の起用などが取りざたされている。