火山活動で立ち入りが規制されていた神奈川県箱根町の“観光ポイント”大涌谷は、２６日から、日中の時間に限って立ち入りが認められ、大勢の観光客でにぎわっている。

　大涌谷は２６日、約１年３か月ぶりに規制が解除され、午前９時～午後５時の日中に限り立ち入りが認められるようになった。

　営業再開した売店では、大涌谷の名物「黒たまご」が飛ぶように売れていた。また、去年６月の噴火でできた噴火口は、大涌谷の新たな名所として期待されているが、新たに救護所が設置され監視員も配置されるなど、火山ガス対策もとられている。

　２６日午後からは箱根ロープウェイも全面復旧し、箱根町は減少していた観光客の回復に期待を寄せている。