東京海洋大学客員准教授でタレントのさかなクン（年齢非公開）が２２日、都内で初の自叙伝「さかなクンの一魚一会〜まいにち夢中な人生！〜」（講談社）の出版記念イベントを行った。

　タコとの出会いで開けた魚の世界の魅力、部活やカブトガニの飼育にのめり込んだ中学時代、進路に悩んだ日々などがつづられている。

　得意の画力を生して描きあげたマダイのイラストを持参し、「おめでたいという気持ちがいっぱいですので、タイを十ギョ分（＝１５分）くらいで、ギョギョギョギョと描きました」と、ハイテンションで登場。
　執筆のキーワードは“お母さん”になっているそうで、「成績が非常に悪くて学校の先生に『もっと勉強してほしいんです』って言われても『うちの子はこれでいいんです』って応援してくれて、自由に泳がしたら本当に魚になった」と、さかなクンワールド全開で説明した。

　赤裸々に人生をつづったとなると、当然、取材陣は「甘酸っぱい恋の思い出も書かれていますか？」と質問したが、対応はさかなクンのまま……。
　「初恋は、ウマヅラハギちゃん！あまりにも恋しちゃって『ウマヅラハギちゃん〜』って感じでした。割烹料理屋さんで、お家の水槽で飼えると思って『この、ウマヅラハギください！！』って言ったら、舟盛り……。初恋は、悲しみながら食べました」と悲しい体験を笑いに変えながら、告白した。