「戻りたくない理由」から見る“昭和回顧”
インターネット上で話題となった言葉を毎回一つ取り上げ、日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。22日は「昭和に戻りたくない理由」。
昭和の時代は、昭和の良さがいろいろとありましたが、いまの平成の時代と比べると、社会制度などの違いや、いろいろ不便なこともありました。
ツイッターでは「#昭和に戻りたくない理由」というハッシュタグに対し、いろんなツイートがありました。
「週休2日じゃない」
「電車とかバスに灰皿があった」
「スマートフォンがない」
「クーラーが高級品」
「ウサギ跳びがイヤだ!」
「運動中に水を飲んではいけない」
「女性の生き方の幅が狭い」
■約2.5キロの“携帯電話”
昭和時代にはない「スマートフォン」ですが、昭和60年代には「ショルダーホン」という電話機がありました。肩からぶら下げて持ち運ぶ電話で重さは2キロ以上、連続通話時間も数十分でした。
■「週休2日制」の前は「半ドン」
昭和時代は、学校や会社、役所などの休みは日曜日だけなのが一般的でした。土曜日は仕事や授業が午前中のみで、午後は休みだったことから「半ドン」と呼ばれていました。
一方で、国内大手企業の先駆けとして、松下電器(現・パナソニック)が昭和40年に週休2日制を導入しています。創業者の松下幸之助さんの発案だったそうです。
■クーラーが高級だった「あの頃」
内閣府・消費動向調査によるルームエアコン普及率(2人以上の世帯)を比べてみました。
昭和40年 2%
昭和50年 17.2%
昭和60年 52.3%
平成元年 63.3%
平成28年 92.5%
(※昭和49年からエアコン、それ以前はクーラー)
昭和60年でも半分程度の普及なので、高級品だったことがわかります。