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リオ五輪間近に ブラジル3人目の閣僚辞任

2016年6月17日 14:24
リオ五輪間近に ブラジル3人目の閣僚辞任

 リオオリンピック開催まで2か月を切ったブラジルで16日、汚職事件に関与した疑いで、観光を担当する大臣が辞任した。先月発足した暫定政権で閣僚の辞任は3人目となる。

 ロイター通信によると、ブラジル国営の石油会社をめぐる大規模な汚職事件の捜査で、元幹部の証言から、アルベス観光相が日本円で約4700万円の不正な献金を受け取っていた疑いが浮上した。アルベス観光相は不正への関与を否定したが、政権の混乱を避けたいとして16日、辞表を提出したという。

 ブラジルでは先月、テメル副大統領をトップとする暫定政権が発足したばかりで、暫定政権での閣僚の辞任は3人目となる。リオオリンピック開催を前に、観光客の誘致を担当する大臣が辞任したことで影響が懸念される。