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もっと知りたい「GWにじんましん」のワケ

2016年5月13日 19:29
もっと知りたい「GWにじんましん」のワケ

 インターネットを中心に話題となった出来事の中から“もっと”知りたいニュースを取り上げる「news every.」鈴江奈々キャスターの「MOTTO」。13日は「じんましん」。

 ゴールデンウイーク中、「じんましんに悩まされている」というネット上の声が相次いだ。なぜ、ゴールデンウイークにじんましんが出た人が多かったのか。

■晴天が続いたゴールデンウィーク。都内では、10日間のうち夏日が5日間と異例のハイペースを記録したが、この期間、じんましんや痒(かゆ)みを訴える人が続出した。

■皮膚科医によると、4月上旬からゴールデンウイーク明けに、日光が当たったところだけに起こる“日光じんましん”の症状を訴える人が増えるという。

■通常、日光を浴びると、皮膚にあるメラニン色素がブロックする。しかし、冬の間、メラニン色素が減少した体に急に強い日光を浴びるとメラニン色素が対応できず、皮膚のたんぱく質が変質。体内では変質したタンパク質を異物としてとらえてしまい、アレルギー反応が出てじんましんなどを発症するという。

■東京の紫外線指数を見ると、7月に次いで紫外線が強いのは5月だ。そのため、晴れた日が多かったゴールデンウイーク中に急に強い日光の日差しや紫外線を浴びた人が、じんましんを発症した可能性があるという。

■日光じんましんは日焼けと違い、日に当たって、すぐに痒みやじんましんが出るのが特徴だ。また、日陰に行くなど日光に当たらなくなると症状が治まるという。

■誰でもなる恐れがあるという日光じんましん。症状が出ないようにするためには、朝と夕方の紫外線量が少ない時間帯に外に出て日光に体を慣らしていくことや、日差しが強い時は日焼け止めをしっかり塗ることが大切だという。