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木寺駐中国大使が離任会見

2016年5月10日 1:52

 中国駐在の木寺昌人大使は、離任するにあたり、9日に会見し、「日中関係が過去最悪の時期に大使として活動したことは忘れることはない」と振り返った。

 木寺大使が中国に着任した2012年12月は、日本の尖閣諸島国有化により中国各地で反日デモが起きた直後だった。木寺大使は、「過去最悪の日中関係の中、大使としての活動に大きな制約があった」と振り返った上で、「私は第14代の日本大使だが、13人の先輩が経験しなかったことを経験した。これは忘れることはない」と述べた。

 また今後の日中関係については、「過去の関係に戻るのではなく、経済面で深く結びつきながら、政治面で問題があれば話し合い、国際社会の安定と発展のためにともに協力していくという新たな関係を作るべきだ」と訴えた。

 木寺大使の後任には、中国課長や中国公使などを歴任した横井裕前トルコ大使が就任する。