×

千葉県がんセンター ガーゼ体内に残すミス

2016年4月6日 13:01
千葉県がんセンター ガーゼ体内に残すミス

 千葉県がんセンターで去年12月、60代の女性に腎臓がんの腹腔鏡手術を行った際、体内にガーゼを残すミスがあったことがわかった。

 千葉県によると県のがんセンターで去年12月、60代の女性が腎臓がんの腹腔鏡手術を受けた。しかし、今年2月、女性が腹痛や吐き気を訴えたため、調べたところ、体内に医療用のガーゼが残っているのが見つかったという。ガーゼは再手術で取り除かれ、女性は腸閉塞になった可能性はあるが、命に別条はないという。

 がんセンターは内部でミスの経緯について検証を行い、女性に説明、謝罪した。

 がんセンターを巡っては、2014年までに腹腔鏡手術を受けた患者11人が手術後、短期間で死亡したほか、去年には女性の乳房を誤って切除するなど、問題が相次いで発覚している。