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高崎線の一部で運転見合わせ 午後も続くか

2016年3月15日 10:58

 15日未明、埼玉県のJR高崎線・籠原駅構内で火花が出て送電設備が故障するトラブルが起きた。この影響で、高崎線は熊谷と本庄の間の上下線で運転を見合わせていて、午前中の復旧は難しい見通し。

 JR東日本によると、15日午前4時すぎ、熊谷市にある高崎線・籠原駅の敷地内で火災報知機が鳴り、JRの社員が119番通報した。消防が駆けつけ、送電設備から火花が出ているのを確認し、まもなく消し止めたという。

 この影響で、高崎線は東京と高崎の間の上下線で始発から運転を見合わせ、午前10時現在、一部の区間が運転を再開したものの熊谷と本庄の間で引き続き運転を見合わせている。高崎線の駅で混乱も見られ、朝の上尾駅では一時、ホームへの入場を規制した。

 JR東日本によると、不通区間について午前中の運転再開は難しい見通しだという。また、この影響で、上野東京ラインは東海道線との直通運転を中止し、湘南新宿ラインも一部の列車が運転を見合わせている。

 JRは原因の特定を進めている。