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向井理、最後の楽園キューバの今を伝える

2016年2月3日 19:35
向井理、最後の楽園キューバの今を伝える

 俳優の向井理(33)がナビゲーターを務める番組「キューバが愛した日本人 向井理、最後の楽園へ」が、7日午後3時から日本テレビ・読売テレビ系で放送される。

 キューバの歴史に多大な影響を与えた日本人園芸家・竹内憲治さんの足跡をたどり、米国との国交が54年ぶりに回復したキューバの今を伝えるドキュメンタリー。
 向井が地元の人と触れ合いながら、世界遺産に登録された美しい街並み、酒、葉巻、音楽、クラシックカーなど独自の文化で知られるキューバの魅力を余すところなく伝える。

 竹内さんは1931年、運命のいたずらによってキューバに住むことになり、キューバの園芸や農業に多大な影響を及ぼした人物。
 その偉大な功績をたたえ、キューバ革命の指導者フィデル・カストロ前議長は「彼は素朴さ、繊細さ、そして勤勉さといった日本のもっともすぐれた美徳を兼ね備え、そのすべてをキューバに奉仕としてささげた」と賛辞の言葉をおくったという。

 カストロにそう言わしめた日本人・竹内さんは、どんな人物だったのか——。
 向井は「ご本人の著書『花と革命』を読むと、すごく神経質でピリピリしている人という文面で、厳しい面も書かれていましたけど、それ以上に情熱がすごくあったからこそ、未だに語り継がれているんだなと思いますね」と話し、「現地に行って直接関係者の方々と話したら、すごく情が厚い人だと思いました。人懐っこい人というか、今でも竹内さんの話をすると涙を流す人もいて、すごく愛されていたんだなと思いました」と、しみじみ。

 ナビゲーターとして「些細なことでもいいので、カルチャーショックを受けてもらいたい」と視聴者へ呼びかけた。