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鳩山元首相、談話に“おわび”盛り込むべき

2015年4月23日 2:06

 鳩山元首相が22日、外国特派員協会で会見し、戦後70年にあたって安倍首相がこの夏に発表する談話について、植民地支配や侵略への「おわび」を盛り込むべきとの考えを示した。

 鳩山元首相「植民地支配、侵略戦争という言葉を用いて、しっかりとおわびをする気持ちを、心に込めて申す必要があると思う。もし、そのような明確な言葉を使いたくなければ70年談話を出されないほうがよろしい」

 安倍首相は談話に「侵略」や「おわび」などの表現を盛り込むことに否定的な考え。これについて鳩山元首相は、「東アジアの方々に対し、結果として緊張感を与えてしまうものになるのではないかと心配している」と述べた。

 また、沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、鳩山元首相は、「辺野古に固執していたらいつまでたっても基地は出来ない」と述べると共に、来週行われる日米首脳会談で安倍首相がオバマ大統領に対し「辺野古では実質、無理だということを伝えてほしい」と求めた。