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すき家値上げ 大手3社、並盛300円台に

2015年4月2日 18:52
すき家値上げ 大手3社、並盛300円台に

 牛丼チェーン最大手「すき家」の運営会社は、牛丼の価格を今月15日から値上げすると発表した。デフレの象徴だった牛丼だが、これで、大手3社の並盛りが全て300円台となる。

 ゼンショーホールディングスは、今月15日から、牛肉とタマネギを20%増やした新しい牛丼の販売を始めると発表した。これに伴い、牛丼の並盛は税込みで、現在の291円から350円に、大盛は410円から470円に値上がりする。牛肉の仕入れ価格が上がっていることや、燃料費、人件費の高騰などが要因だという。「すき家」が値上げするのは、去年8月以来。

 牛丼チェーンの「吉野家」では、去年、牛丼(並盛)を300円から380円に値上げし、「松屋」でも、去年、並盛で380円の「プレミアム牛めし」を発売するなど実質的に値上げしていた。唯一200円台だった「すき家」の値上げで、大手3社の牛丼(並盛)は全て300円台となる(一部地域除く)。