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株主総会控え会長28%超、社長20%超か

2015年3月26日 1:38
株主総会控え会長28%超、社長20%超か

 大塚家具の株主総会をあす27日に控え、委任状の争奪戦が佳境に入る中、従業員持株会の賛否の内訳が、日本テレビの取材で判明した。

 大塚家具の従業員持株会、約3%の株式については、会員の約35%がどちらを支持するのか意思表示をした。そのうち、約6割が会長を支持、約4割が社長に支持を表明し、両方を支持した人もいたという。

 これにより、会長側は新たに議決権の約0.7%を確保し、3%超の株式を保有し、25日に会長支持を表明した「フランスベッド」の分などと合わせ、28%超を確保したと見られる。

 一方で、久美子社長側は、持株会の分では0.4%を確保。海外投資ファンドや、一族の資産管理会社の議決権20%超を確保している。

 経営権をめぐる戦いがぎりぎりまで続きそうだ。