日本マクドナルドは、青森県三沢市の店舗で販売したチキンナゲットに異物が混入していたことを明らかにした。また、都内でも新たに１店舗で異物混入の報告を受けたとしている。

　日本マクドナルドによると、青森県の「マクドナルド三沢店」で今月３日、１５個入りのチキンナゲット３パックなどを購入した男性客が、「１パックのうち１ピースに異物が混入している」と現物を持参し、届け出た。異物はビニール片のようなもので、日本マクドナルドは購入した男性に謝罪するとともに、チキンナゲット３パック分を返金した。

　このナゲットはタイの工場で生産されたもので、日本マクドナルドは、同じ工場で、同じ日にちに作られたナゲットの販売を一時中止するよう各店舗に通達した。日本マクドナルドでは去年、中国の期限切れ食肉問題で中国製のチキン商品を全てタイ製に切り替えたばかりだった。

　また、去年１２月３１日にも、都内の１店舗で、ナゲットを購入した客から「異物が混入している」と申し出があったことがわかった。日本マクドナルドは、三沢店のものとは別の過程で混入した可能性があるとみて調査している。