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処理済み汚染水6トン漏れる 福島第一原発

2014年12月18日 2:48
処理済み汚染水6トン漏れる 福島第一原発

 福島第一原発で、汚染水を処理した後の水約6トンが、移送中の配管から漏れ出ていたことが明らかになった。操作ミスの可能性が高いとみられている。

 東京電力によると、18日午後3時頃、多核種除去設備(=ALPS)で処理した後の水を貯蔵タンクに移送する配管から水が漏れ出ているのを作業員が発見した。本来、閉まっているはずの配管の弁が開いていたため約6トンの水が漏れ出ていて、作業員が弁を閉めると水漏れは止まったという。

 漏れた水には放射性トリチウムが含まれていて、周辺の土壌に染みこんだとみられているが、東京電力は、海につながる排水溝は土のうなどでせき止められていることから、海への流出はないとしている。

 作業員が配管の弁の操作を誤った可能性が高いとみられていて、東京電力は水が染みこんだ土壌の回収と原因究明を急ぐ方針。